ブログ　花ごころ

• ROCK！　2010/03/25
• 池坊いけばな・・・は、どんなイメージでしょう？
  
  時々、生徒さんから「意外ですね〜」と言われることがあります。
  「池坊いけばなって本当はものすごく新しいことなんですね。
  古めかしいというイメージを持っていました」と。
  
  池坊いけばなについて、
  堅苦しく近寄りがたいイメージをもたれているということを伺うことがあるのですが、
  実際にその中にいる私は、とても意外な気がしています。
  
  実際のところはどうでしょう？
  
  私の実感としては「とても自由で、とても新しい、とても柔軟」
  
  自分の思いを存分に表現できるフィールドであると実感することも多いのです。
  
  永い歴史を持つ池坊ですから、もちろん伝統の花、格式の花もきちんとあるのですが、
  それもあくまでも「表現」。
  「型のための型」ではなく、規矩性を持つ花形も「表現のための手法」だと実感することばかりです。
  
  時折、レッスンで試みるのは「音楽、映画を取り入れること」
  私自身の作品制作においても、音楽や映画はモチーフとなることが多いです。
  
  「今日はＲＯＣＫな感じで」とか「あの映画のあのシーンをイメージして」とか・・・。
  
  身の回りのこと全てが、表現へと繋がっていくのを実感出来るということは、池坊の醍醐味の一つだと思っています。
  
  季節が絶え間なく移っていく様は、音楽のメロディラインと通じるような気がします。
  
  草木が動き出して、弾むような季節になりました。
  
  ちょっとＲＯＣＫな作品、いけてみましょうか。