文字サイズ
小
中
大
ブログ 花ごころ
心動
2007/07/03
現在、過去、未来という時間経過は、池坊のいけばなには
欠かせないもの。
先枯れの葉に過去、開花に現在、そしてつぼみは未来。
時間の経過を表現することで、作品に深み、慈しみなどが加わっていきますね。
人の人生には必ず時間経過があるから、自身とどこらしらでオーバーラップするのでしょうね。
映画を観ることが好きな私ですが、心に残る映画はやはり時間経過をあらわしたものが多いように思います。
現在と過去を交互に織り交ぜるようなストーリー展開。
ちょっと混乱しながら観ることも多いのですが、じーんと心に響きます。
時々繰り返してみる映画はいつもだいたい現在と過去が
織り交ざってます。
香港映画の中にそんな映画が二つ。
「瑠璃の城」
「君のいた永遠」
私よりも、もう少しお姉様の方々にとってはたまらない時代背景かも。
いけばなをしていると、お花以外のいろんなものが自分の表現の糧となっているように、つくづく感じます。
心で受け止めた感覚を、しっかりとお花に託していきたいな。
「君のいた永遠」は邦題です。
香港でのタイトルは・・・・「心動」
女性監督の実体験だそうです。
その映画の中にでてくる「空」。
まさに「心動」です。
戻る
トップページに戻る