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ブログ 花ごころ
残像・・・・。
2007/10/23
寒露の露は涙の雫・・・。
秋風が父を連れてゆきました。
今でも変わらず、そこにいて笑っているような・・・。
運転してると、斜め後ろにいるような・・・。
私をいけばなに導いてくれた父。
心から尊敬する父。
もういない・・・ということをまだ受け入れられずにいます。
闘病の間、京都ではいつも父を思いながら・・・
父への思いや、思い出を花に託し続けていました。
最後の日、私がいけた花をず〜っとず〜っと眺め
満面の笑みで喜んでくれていました。
その花が父を見送る花になるとは・・・。
ウィンターコスモス・・・・忘れられない花になりました。
可憐な楚々とした花が大好きだった父。
さみしくてたまりませんが、花に向かうことで助けられています。
父が植えてくれた草木達と共に、父の花心を受け継いでいこうと思います。
わが胸の燃ゆる思いに比ぶれば
煙は薄し桜島山 (平野国臣)
生粋の薩摩隼人だった父が、好んでいた歌です。
桜島のよく見える丘に父を・・・・。
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