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ブログ 花ごころ
白露・・・。
2007/09/08
吹くからに秋の草木の しをるれば
むべ山風を嵐といふらむ
(古今和歌集)
大変な台風でしたね。
被害に遭われた方々を思うと、心が痛みます。
京都で一緒の友人も、「すごかった・・・」と言ってました。
山も相当な被害のようで、花材の生産地を直撃。
予定の花材が揃わないかも・・・と友人も不安げでした。
いよいよの場合は、こちらから送るからと伝えましたが・・・。
都市も自然災害には脆弱で、思わぬ被害が生じているようですね。
自然を前にすると、人の無力さをあらためて思い知らされます。
早期の復興と皆様の無事を願ってやみません。
秋のこの時期、目まぐるしく変わる天候に翻弄されますが、
変わり目のこの季節ならではの儚い美しさもありますね。
古の人々は時に辛い天候の変化も、なんとか受け止めながら
乗り越えていたのでしょう。
辛い中にも喜びを見出して感動へと繫げて、
やっとの思いで乗り越えようとしていたのかもしれませんね。
白露に風の吹きしく秋の野は
つらぬきとめぬ玉ぞ散りける
(後撰集)
白露のこの時期。
穏やかな中で美しさを感じたいです・・・。
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