華道家元池坊いけばな教室 花空間 +++渡辺伯櫻+++

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ブログ 花ごころ

  • 一面の・・・。 2007/10/13
  • コスモス畑・・・。

    薄い、濃い、白い・・・。
    いろんな色がミックスして、ユラユラと。

    お花畑って、女の子にとっては憧れではないでしょうか。

    両手いっぱいにお花を摘んでみたいという気持ち・・・。

    幼い頃、読んでいた本。
    「赤ずきんちゃん」
    内容も楽しいものでしたが、私がいつもその本を読んでたわけは・・・
    ・・・挿絵です。

    印象派を思わせるようなとても綺麗な挿絵。
    赤ずきんちゃんが、おばあさんのところへ行く途中に
    お花を摘む場面。
    一面の可憐なお花畑。
    小さな可愛らしい、色とりどりの小花が・・・・。

    手には籐のかご。中にはワインとクッキー。
    そして摘んだ花束。

    数え切れないほど、その挿絵を眺めていました。
    憧れて、憧れて・・・。

    私が好きにできるようにと、父が花壇のスペースを用意してくれたので、
    4歳の頃から、自分で一生懸命頑張って
    「私の花壇」を好きなお花いっぱいにしていました。
    石で縁取りしたり、高さをかえていろんな花を植えたり。
    金魚草や、矢車草、ガーベラ、グラジオラス、マーガレットが多かったかな。

    「摘んでみたいな」と願うことから育て始めた花壇。
    ・・・でも、両手いっぱいに摘む事はありませんでした。

    育てると愛着がわき、摘むのが惜しくなって・・・。

    でもそれが私のいけばなの原点だったのかもしれません。

    両手いっぱいは無理だけど、一輪、二輪と少しだけ摘んで、
    葉や枝とあわせて・・・
    少ない本数で、工夫していけていました。

    小さなお子様方が、体験講座やお楽しみ会で見せてくれる笑顔。
    お花への憧れの気持ちが、ぱぁ〜っとはじけた瞬間なのかもしれませんね。

    河川敷に広がるコスモス畑。

    お花の中を、ふわ〜って歩きたいな。

    お花は・・・永遠の憧れ♪