ブログ　花ごころ

• 意味・・・。　2008/03/01
• 今日から３月。
  
  まだ新年あけたばかり・・なんて思っていましたが・・・
  早いですね。
  
  先週から、ずっと生花のレッスンが続いています。
  
  花木類が美しい季節。
  
  サンシュユや、ケイオウ桜、桃、ボケなどなど。
  
  生花一種生は、それなりの技術を要しますが、
  初めての方も、一生懸命にお花と向き合っておられます。
  
  自由花のレッスンの時とは違った緊張感。
  
  真剣な眼差し。
  
  折れたら大変！ということもあるのでしょうが、
  草木と自分自身との対話の世界ということ、草木への畏敬の念を実感することが、
  その真剣な眼差しを生んでいるのかもしれません。
  
  ただひたすらに目の前の草木に向かう生徒さんの姿は、
  とても輝いて美しく感じます。
  
  折れるか、折れないか・・・ある意味「際（きわ）」を手探りする生徒さんたち。
  
  枝の感触を確かめているその時は、「無」の境地なのではないでしょうか。
  
  そんな瞬間を持てること・・・
  
  生花ならではの意味ではないかと思っています。
  
  春・・・。
  
  草木のエネルギーを格別に感じる季節。
  
  きっと人の中にも・・・。
  
  いけばなを通して、内なるエネルギーを引き出してみてはいかがですか？
  
  きっと弾むような春を感じられると思いますよ。