ブログ　花ごころ

• 翠。　2009/05/01
• 　江碧鳥逾白　山青花欲然　今春看又過　何日是帰年
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（杜甫）
  
  新緑眩しい季節。
  
  波佐見へ行ってきました。
  
  長崎道から西九州自動車道へ入っていくと、
  木々の緑が更に濃さを増していました。
  
  山間の穏やかな波佐見の地は、陶器市でいつもより賑わっていました。
  
  お訪ねした先で、とてもとても素敵な女性にお目にかかりました。
  
  柔らかく・・・優しく・・・。
  
  想像していた通り、穏やかな慈愛溢れる方でした。
  
  遠慮がちに・・・謙虚にお話になるその言葉の奥には、
  草木を身近に感じ、一つ一つを丁寧に過ごしてこられた故であろう感性が感じられました。
  
  先々代様の功績と面影を大切になさっているその姿勢から、確かな信念と守り抜くという真摯な決意が伝わってきました。
  
  普段、何気なく手にしている陶器の器も、こうして丁寧に守ってくださる方々あればこそ・・・・。
  
  ご案内いただきながら、ふと感じたことは・・・
  
  温故知新。
  
  懐かしさと新しさが、見事に融合しているように感じました。
  
  緑の中のひと時は、私にゆったりとした潤いをもたらしてくれたようでした。
  
  ありがとうございました。