ブログ　花ごころ

• 力。　2009/11/18
• 美しい紅葉でした。
  
  旧七夕会が行われている京都へ出かけました。
  錦秋の京都は、なんとも雅な趣に満ちていました。
  
  花の甲子園決勝が開催されており、
  私が担当している高校は残念ながら、決勝には進出できませんでしたが、
  京都での決勝の様子を少しでも生徒さんたちに伝えられたらと思い
  観覧して参りました。
  
  会場の熱気。意気込み。
  
  それぞれの生徒さんたちが一生懸命にお花に向き合う姿は、
  清々しく、とても美しいものでした。
  
  ・・・と同時に、この大会を支える職員さんたちのひたむきさにも心打たれました。
  
  若い世代へしっかりと池坊のバトンを渡してゆきたいという思いが、
  随所から伝わってきて、心強く、有難く感じました。
  
  新しい事業には、いろんな葛藤とご苦労がつき物だと思います。
  特に全国規模で行われる大会は、どれほどの重圧があることでしょう。
  
  いつも明るく、堂々と、そして細やかな配慮をもって進めてくださる職員さんたちの、
  お心の内を察する場面があり、涙が出そうになりました。
  
  一人だけの力ではなく皆の力を結集して、
  大切な池坊の心を次世代へと繫ぐことの大切さを、
  職員の皆さんのお姿からあらためて実感させていただきました。
  
  京都から発信される温かい心を感じたような滞在となりました。
  
  これからも頑張っていこう。
  
  そんな風に思える力を頂きました。
  
  それから・・・鼓くらべを久しぶりに手に取りました。
  
  ページの端は、茶色に変わっておりました。
  
  いろんなことを思い出させていただきました。
  
  ありがとうございます。